わがやごと

我が家のこと。日々の事。我が家まるごと。

スポンサーリンク

見えないアイツ④入院生活編

 これまでの経緯↓

 

chiechie1188.hatenablog.com

 

 

chiechie1188.hatenablog.com

 

 

chiechie1188.hatenablog.com

 

さて、バタバタと入院生活が始まりました。

 

が。

個室に我らが収まった途端、

バタバタと看護師さんたちが慌ただしく出入りし始めました。

 

「感染セット用意してー!」とか、

「感染マーク貼っておいてー!」とか。

(個室の入り口にマスクマークや手袋マークが貼ってあるお部屋は

 お見舞いの人はそれをつけてね、という意味でした。)

バタバタとマスクや消毒液やゴム手袋などが設置され、

挙句の果てには、息子専用のごみ箱が用意されました。

息子が触ったもの(お菓子の袋に至るまで)はすべて、

蓋つきの専用ごみ箱に捨てるように、と。

 

うちの息子、ウイルスかよ!

と思っていましたが、

うちの息子、ウイルスでした。

 

正確には、ウイルスの疑いが高い、とのことでした。

 

実は、小児科でしたウイルス関連の検査キッドは、

一般的な検査キッドで簡易なものなのだそうです。

採取する場所が口腔内なのですが、

入院間際に、もうちょっとつっこんだ検査をしました。

文字通り「突っ込んだ検査」です。

もっと長い採取棒で、気管まで突っ込んだ検査です。

 

息子が連れていた点滴には、栄養剤しか入っておらず、

小児科で処方されていた経口の抗生物質は一旦やめようね、と

中止になっていたはずだったのですが、

点滴の管に注射で何やら注入する看護師さん。

それ、なんですか?と尋ねると、

「あれ、まだ先生からは聞いてないかな?

 これね、抗生剤。」

 

ん?抗生剤??

 

結局、最後の突っ込んだ検査で溶連菌の疑いが出たようでした。

 

なので急に感染症扱いだったのですね。

 

ですが、

息子は過去にも溶連菌に罹った経験があったのですが、

症状が全然違ったんですよね。

しかも、溶連菌にあるはずの、のどの腫れや痛みなんかも全くありません。

んんー、溶連菌・・・?

という疑問がありつつも、

実際検出されたのならそうなわけですから、

うーん、そうなのかなぁ・・・と。

 

結局その日は先生とお話しすることができなかったのですが

(息子が病棟に移動した後、救急車対応で夜中までかかっていたそうです)

翌朝、先生が来られて説明がありました。

 

今回の息子の症状は、高熱のみで他の全身症状がない。

唯一の症状は、血中の炎症反応のみが高いということ。

この場合、一番に考えられるのはなんらかのウイルスが入っていること。

しかし一般的なウイルス検査はクリアで、

経口抗生物質も効いていなかった。

肺の画像もきれいであった。

そうなると自己免疫系の病気や腸チフスなどの疑いがでてくるが、

その診断のためには、消去法的に

まずはウイルスによるものではないことを確定しないといけないため、

より精度の高いウイルス検査を実施した。

その結果、かろうじて溶連菌のみ、少し高い抵抗値が出た。

ただ、過去に溶連菌罹患歴がある子は

罹患歴のない子より高い抵抗値を示すことがあり、

今回の症状が溶連菌であるとの断定はできない。

が、疑いが出てしまったからにはその治療をしてみて、

それでも回復しなければウイルス以外、となるので、

まずは溶連菌用の治療を行う。

経口の抗生物質が効かなかった事実があるため、

より作用のきつい点滴での抗生物質投与に切り替える。

これが効くようなら、溶連菌にせよそうでないにせよ、

なんらかのウイルスであることは間違いないので

(世の中には現代医療では検出されていないウイルスがまだたくさんあるそうです。)

息子にはやはりもう一度抗生物質での治療が必要、

とのことでした。

 

抗生物質の投与は5日間行われるため、

点滴のルートは最低でも5日は外れません、と。

 

手の甲、5日は刺しっぱなし決定。ちゅどーん

 

そしてここからは点滴のみが治療となりますので、

息子と点滴との長い付き合いが始まります・・・

 

見えないアイツ⑤点滴生活編へ続く・・・

 

【スポンサーリンク】