わがやごと

我が家のこと。日々の事。我が家まるごと。

スポンサーリンク

寄る年には勝てない。

「歯が痛い」

 

突然の息子からの申告を受けた、昨日15時過ぎ。

 

そういえば少し前に、かかりつけの歯医者さんで詰め物をしてもらっていた乳歯の、詰め物が取れたまんまです。

その歯が、痛いと。

 

我が家のかかりつけの歯医者さんは、名医です。

歯科技工も先生がその場でやられているので、処置も早いし、なんといっても、最小の通院回数で治療を終わらせてくれます。

 

しかし、施設は昔ながらのTHE・歯医者さん!といった感じ。

先生のご自宅の敷地内に立つその歯医者さんは、狭い診察室に診察台が3台横並びであり、しきりなんてありませんので、プライバシーもなにもあったもんじゃない。

先生ひとりと、歯科助手さん2人で、3台を行き来しながら回すのですが、隣のあの人は、今日はどの歯のどんな治療してるか、筒抜けです。

 

先生もご高齢です。

我が家が通い始めて早5年過。

先生も年を重ねられ、もう長時間の診療が大変なようで、ここ1年は、予約を17時に入れていても、早く閉めたいので30分早く来れますか?と電話がかかってきたりすることもちらほら。

 

それでも通い続けていたのは、歯医者というのは、当たり外れが大きい気がするんですよね。

歯医者と耳鼻科は、当たり外れが大きい(超個人的意見)。

でも、歯医者と耳鼻科は、痛い治療が多いじゃないですか。

なので、一旦名医!と思ってしまうと、どうしても、そこ以外行くのが怖かったりするんですね。

 

 

今回も、息子の詰め物が取れてから、何度か歯医者に行こうと思い、電話してみると、休診だったり、予定の合う日は予約でいっぱいだったり。

痛みも出てなかったので、まぁいいか、でずるずるきていたのでした。

 

そして迎えた昨日の痛み申告。

 

あーこれは、今日は診てもらえんだろうなぁ、と思いながら、かかりつけの歯医者さんに電話しました。

15時を回っていたので、下手すりゃ、閉めてるな、と。

 

案の定、閉まってました。

標榜している診察日・診察時間以内なのですが、閉まっているんです。

 

でも、息子は痛い痛いというので、

最近近所に新しくできて、なかなか評判のよい歯医者さんにチャレンジしてみることにしました。

 

 

まず、今日中に診てもらえるかどうか、電話で確認してみます。

するとなんと、20時まで診察しているというではないですか!

神かよ!

予約でいっぱいの状況でしたが、痛みがあるということで、30分後に診療の合間で急遽診ていただけることになりました。

 

そうして向かった、新歯医者。

 

超キレイなんですけど。

開院してまだ半年程。なにからなにまで、キレイ。

設備も最新。

 

今までとの違いに、母子でお口あんぐり。

 

そして通された診察台。

もちろん、ブースごとに仕切られた個室です。

母は、人生30云年やってれば、このタイプの歯医者さんも経験済みですが、

息子は歯医者といえば、あの昭和さながらのかかりつけ歯医者さんしか知らなかったため(逆にレアな9歳児)、個室なん?!とびっくり。

 

各診察台には、カルテ用のPCモニターが備え付けられていて、それを見た息子、

「最近はなんでもパソコンなんよ、やっぱり。」

いやいや、歯医者以外は、あんたのかかりつけ医、みんなパソコンでカルテつけてましたけど。

 

診療は、ご夫婦でされているようでした。

40代前後のご夫婦と思しき先生がおられ、たくさんの歯科助手さんたちが各ブースを忙しそうに回っています。

なので、急遽診てもらったにしては、待合時間も短く、診察・治療もスムーズに進み、1時間後には終わっていました。

 

先生も、席を空けて戻ってこられる度に、「お待たせしましてすみません」と声をかけてくださったり、診察も、9歳の息子に直接、わかりやすいようにお話ししてくださいました。

すれ違うだけの助手さんたちも、全員が笑顔であいさつしてくださり、とても心地の良い空間。

 

さらに驚いたのは、治療回数。

経験上、歯医者さんって、やたら何回も通わされるイメージがあるんですね。

かかりつけの歯医者さんが、先生が高齢でも施設が古くても、そこに執着していたのは、先生の腕ももちろんなんですが、治療回数が、最低限だったんですよ。

ほぼ、1回。最高でも(親不知抜いて消毒して)5回でしょう。

 

それが、新・歯医者さん、1回こっきりだったんですよ!

今日だけでおしまいでーす。と。

 

優秀!これは優秀!

 

結局、息子の歯は、確かに詰め物も取れて虫歯なんだけども、乳歯で、すでにグラグラしてきているものでした。

なので、虫歯部分を削って、薬剤を塗って、レジンで補強。

いつ抜けてもいいように、抜けやすいように固めておきました、と。

 

いやー、これだけでも、次も診せて、と何回も治療に通わされる歯医者さんも多いのに。

 

先生の予告、「薬剤を入れたので、少しの間は痛みを訴えるけど、すぐに収まります」、その通りの経過をたどって、息子、無事本日は痛みもなくなった様子。

 

 

いやー、今回のことで、よくわかりました。

かかりつけ医とは、腕がいい、だけではいけない。

痛みや苦しみがあるときに、すぐに診てもらえるかどうか。これ、相当重要ですね。

 

今までの歯医者さん、かなり腕がよく、後ろ髪ひかれる思いですが、やっぱり、痛いときにすぐに診てもらえる、新・歯医者さんに今後は一家でお世話になることになりそうです。

 

 

 

 

 

【スポンサーリンク】